岸本知弘

2014.03.14

第9号「嘱託歯科医師として」

歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。
今回も最後までお付き合いいただきますよう宜しくお願い致します。

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3月5日に平成26年度京都市嘱託歯科医師・歯科衛生士研修会が開催されました。
私は京都市北区の1歳6ヶ月児健診を担当しております。
健診時には一個人としてではなく京都市の嘱託職員として眼前の保護者の方にお話しするように心がけており、そのためには京都市としての見解を理解することが大切になってきます。
年に一度のこの研修会は、次年度に向けて嘱託職員が京都市の方針や施策を再確認する場でもあります。
行政の施策に文句ばかり言う人もおられるようですが、行政の施策は一つのエリア(国? 地域?区域?)に対するもので、すべての人に合致する施策が出来ればそれがBestでしょうが現実はそう有り難く、個人個人の問題は対面で対処していくことになります。
よって、我々のような個々に求められるのは「行政が決めた施策」という大枠の中にある個人個人へのフォローアップと考えます。
例えば歯科界では何かと議論になるフッ素問題も、京都市としては「推進していく」という方針を打ち出しております。
ですから健診の現場においても京都市の嘱託職員としては「推進していく」方針に従って親御さん等に説明が求められます。
そこに「俺は反対だから推進の説明は出来ない」はダメだと思うんですよね。
フッ素の利欠点、何故推進しているかなどを話しながら親御さんの理解度を深めて行くことが大切です。
最終的に「その人」が賛成するか反対するか、は「その人」が判断することですが、その判断材料を提供するのが私たちの勤めです。
私たち歯科医師(特に歯科医師会員)は歯科医師会や●●学会のような組織に所属しても 基本的に自院で開業する自営業者ですので「個人の見解は置いておいて組織の方針に従う」という意識が希薄です。
見識が違う場合は、眼前の方に文句を言うのではなく、組織内部 に目を向けて見識相違の理由を探り、時には(双方の)意識改革も必要かも知れません。
開業医としての歯科医師の務めは、自院の繁栄も大切ですが、生きる人全ての健康に寄与するという医療人としての責務もあります。
京都市が良くなれば京都市民もその恩恵に預かることが出来、結果として来院される方一人一人のメリットにも繋がります。
開業医は自院のスキルアップは勿論、所属する会の方向性も一端を担っています。
行政と歯科医師会、歯科医師会と開業医、開業医と患者さん、等々、個々の専門性を活かしながら共に Win-Winとなるようにコツコツと頑張って行きましょう!
例え口下手だとしても、ちゃんとした想いがあれば、それを真摯に伝えようという姿勢があれば、その想いは(いずれ)(何かの形で)必ず相手に伝わると思います。
今、親による児童虐待が問題になっています。
各行政区で行われる健診事業での早期発見は事態がオオゴトになる前に食い止める一策でもあります。
健診に従事する歯科関係者は単にクチの中だけでなくその子供の背景をも視野に入れた健診が出来ると良いなぁ、と痛感致しました。
次年度も、開業医として、歯科医師会員として、京都市嘱託職員として、京都府市民として、明るい未来ある子供たちの健やかな成長の一助となるよう引き続き頑張ります!


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