岸本知弘

2013.07.12

第0号「はじめに」

歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知 弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。

今回も最後までお付き合いいただきますよう宜しくお願い致します。

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7月です。 始まりました、平成25年下半期。

と同時に、歯科医師会にとっては新メンバーでの今年度開始です。なんやよぉわからん切 り替わりですが、歯科医師会という学術団体にも会社法と同様なコとを適応するとこうなっ てしまう、のだそうな。 「習うより慣れろ」とはこのコトか?戻ることのない現実に立ち向かい併せていく努力も 必要なのだろう。

さて。 今回は初号ですので、第0号として、今に至る私の原点のような想いを引用したいと思い ます。
以下の文章の発端は、ちょうど今から
5年前。 「十年一昔」とするならば→半昔前です。
文章が尖ってます
(^^;
でも、そんな自分が好きだったりします (笑)

最初に

「予防」「予防」と叫ばれる昨今、齲蝕罹患率も低下しており、歯周病に対する意識も高 まりつつあります。 しかし、いまだ一般の方の中には「痛くないから歯科医院には行かない」「歯科医院は痛 く なってから行くところ」というイメージが根強くあり、予防の必須条件である国民総 受診・健診への道程はまだまだ遠いように思います。

それは何故か? 私が感じるのは、啓発の方法を「恐怖・不安に訴えかけている」からだと思います。 「○○にならないように」「○○になったら困るから」というようなマイナスのイメージ への抑制というだけでは、自発的な受診を継続させるのは難しく、持続させるためには「気 楽に通える歯科医院」「リラックスできる環境作り」などのプラスイメージから始まる「何 か」が必要であると思います。
では、その「何か」とは、何か・・・

デンタリゼーションという考え方

私は常々「歯科のイメージをもっと身近なものに、気楽なものにしたい」と考えておりま した。
歯科医院は緊張を強いる場ではなく、リラックスしてもらえる場であるべき そのような考え方から「デンタリゼーション」は生まれました

Dental + rilaxation = Dentalixation

この足し算は、業界の内外問わず、今後必須となってくるものと自負しております。 歯科医院の入り口は入りやすく
待合室には溢れんばかりの情報提供を
治療開始前には納得してもらえる説明を 日々の口腔内清掃は無理のない範囲で出来るように 白い歯、キレイな歯並び、美しい口元、ステキな笑顔

それらすべては「デンタリゼーション」という考え方から派生できます。 言い換えるなら、デンタリゼーションという原点の考え方が浸透すれば、自ずと歯科を取 り巻く環境 は明るい方向へと向かう(と思う)のです。

(閑話休題)

国民の口腔内管理を仕事とする職業が歯科医師であり、歯科医師の所属できる唯一の公団 体が「日本歯科医師会」であります。 しかし、その唯一の公団体である「歯科医師会」に入会しない歯科医師が増加し続けてい るのです。 その理由は「今の歯科(およびそれらを取り巻く環境)に魅力がない」ことに尽きると思い ます。

私は、学生時代に歯科医師会主催で開催されている SCRP 大会(当時は SCP 大会)に出場 させていただいたにもかかわらず、開業するに当たっては歯科医師会未入会の立場をとら せていただきました。 当時の私には、入会金や諸費用が(今より)随分と高かった、という理由も大きかったり したのですが、歯科医師会へ入会することが「雑務が増えること」ではあっても「魅力的 であり必要なこと」とは思えなかったからです。 しかし、実際に未入会のまま1年間診療をさせていただき、特に予防・啓発分野において は歯科医師会が主体となって行っておられる活動があまりにも多く、またそれらへの参加 が歯科医師会未入会では不可能であるという現実に直面し、この6月に遅ればせながらで はありますが歯科医師会に入会させていただきました。 唯一の公団体である歯科医師会が率先して「医科」「歯科」「その他」という垣根を越え て、様々な分野とコラボレーションできる環境を作り、もっともっと身近なところから啓 発をおこない、それによって、自らの地位保全・環境確保の範疇に留まらず、地域住民そ して全ての国民が健康で文化的な生活の質を向上させることが出来れば... そしてその一助として「デンタリゼーション」という考え方・ モノの見方が浸透していく ことを願って已みません。

最後に

「歯科の未来は暗い」と言われる先輩がおられます。

学校教育においても折に触れては「君たちが歯科医師になった時の環境は暗い」「暗い」 「暗い」と言 われ続けてきました。 しかし、歯科領域にもまだまだ未発展な分野も多く、それらの分野に目を向けることさえ 出来れば、私は「歯科の未来こそ明るい」と思っております。 保険診療のみが歯科医師の務めではありません。 疾病に対して治療を施すことも大切な 仕事の一つではありますが、本来の仕事は「口腔領域の疾病を未然に防ぐ」ことこそにあ ると考えます。

そのためには「日常生活のレベルからの意識改革」が必要です。 学生時代は故榊原悠紀田郎先生を最初の顧問とした愛知学院大学歯学部公衆歯科衛生研究 会に所属し、(今は有名無実化している?)鹿志会という立派なOB会の存在を知り、公衆衛 生活動という啓発活動の大切さを肌で感じてまいりました。 お陰様で若輩ではありますが京都の地に自分の診療所を設けることも出来ました。 少しでも世の中のお役に立てるように身骨を砕く覚悟でおります。 歯科のイメージを、より身近なものに、より明るいものに、より楽しいものになるよう、 京都の地から「デンタリゼーション」という考え方を広めていこうと思いますので、ご理 解ご協力のほど宜しくお願いいたします。

注釈:
SCRP
SCRP 大会とは?http://www.scada-japan.org/scrp/ (2008923日)

追加)
故マイケル・ジャクソンが作詞作曲を手がけた「
We are the world」という名曲も、USA for Africa というプロジェクトが生まれなければ誕生しなかったでしょう。ちなみにここ で言う USA とは United Support of Artists for Africa であり、当時の著明な45 名ものアー ティストが無償で参加したことに大きな意義があります。歯科においてもこのようなプロ ジェクトを起こすことができれば、なんと素敵なことでしょう!

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