岸本知弘

第75号「デジタル機器のこれから」

歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。
今回も最後までお付き合いいただきますよう宜しくお願い致します。
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昨今は恒例となっている9月に開催されるApple® のイベント。
新しいiPhone、新しいApple Watch が今回の注目ラインナップですが...
そろそろデジタル機器のハードとしての進化の限界を私は感じています。
コンピュータの創成期はマイコンと呼ばれることもあったパソコンも、デスクトップパソコンからノートパソコンへと主流は移っていますが、以降特筆すべき形態変化はありません。
日本でもIBMやNECがパソコンを作っていましたが、どれもキーボード、テンキー、カーソルのみを使うもので、マウスを使いアートの世界にまでデジタル要素を加えたのはApple® でしょう。
コンピュータの普及は日常生活のスタイルを大きく変えました。
花札の製造販売で有名な任天堂は「ゲーム&ウオッチ」を1980年に発売し、携帯型ゲーム機の扉を開けました。以降「GAMEBOY」「ニンテンドーDS」と続き、据置型では1983年に「ファミリーコンピュータ」を発売、以降「スーパーファミコン」「NINTENDO64」「will」「Nintendo Switch」へと変遷し、世界のゲーム専用機市場を席巻しています。
音楽がデジタル世界に仲間入りし、Apple® は音楽の提供方法を「過去のレコード、カセット、CDなどの現物を買う時代からダウンロードの時代を経てクラウド対応の時代」へと牽引しようとしています。
その先駆けであるiPodは2001年に初代が発売され、音楽データの保存をハードディスクからフラッシュメモリへと変遷させながら今もなお粛々とアップデートを重ねています。
今までの携帯電話には、ストレート型か折りたたみ型かはさておき必ず数字が記載された物理ボタンがありましたが、物理ボタンを廃して全面画面とし、パソコン用のネット画面も閲覧可能な携帯電話であるiPhoneをApple® が発表したのが2007年。
スマートフォン(略称スマホ)というジャンルを創成し確立したのもiPhoneですが、今やそのことを気にする人はいないでしょう。
iPodからiPhoneまでの変遷は、以下のリンクでも図表として確認することが出来ます。
https://arigato-ipod.com/collection-chronology.html

Apple Watchという製品が世に排出されたのが2015年。
しかし、どうもApple Watchはデバイスとしてとても中途半端な位置付けな気がしてなりません。
腕に付けるパソコン?う~む・・・
ひとくちにApple製品と言っても過去には色んな製品があり、PDAジャンルを打ち立てたNewtonという製品もありましたが、それには時代がついて来ず、コンピュータを取り巻く環境の現在の流れはiMacを原点としています。
iMac、iPod、iPhone、iPad、そしてApple Watch。
この移り変わりを私はマジマジと体感してきました。
並べてみればおわかりのように、Apple Watchには「i」がありません。決して愛が無いわけではなく、ココに私はApple® の次世代戦略を感じます。
ま、そもそもの原点、Apple® の社名は「Apple Computer® 」でしたからね。
3D画面表示化が可能なVRゴーグルというジャンルも台頭してきます。
今後は、より日常の視界に溶け込むようなデジタル表示方法が求められ、VRゴーグルのようなものが時計に置き換わって進化発展していくと考えます。
さもドラゴンボールに出てくるスカウターのように!

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