岸本知弘

2026.07.09

第157号 シトシト、という音

2026年7月9日(木)
歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。
今回も最後までお付き合い頂きますよう宜しくお願い致します。
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先日、朝座禅を体験してきました。
折しも雨がシトシトと降り注ぐ中で行われた座禅会は、普段なら意識することの無い雨粒の弾ける音、時折聞こえる小鳥のさえずり・・・
世の中は、そういった【ささやくような音】で溢れていることを体感しました。

座禅というのはあくまでも【目的】ではなく【きっかけ】であり、行き着きたいところは【脱力】である、そうな。
駄菓子菓子!
この【脱力】というのが、日常生活を営む中では なかなかに難しい。
まず座骨の位置を整え、背筋を伸ばし、頭位を安定させ、顎を少し引く。
そうすると、重心がストーンと落ちて体幹が真っ直ぐに、且つ安定するのだそう。
両手を膝の上で表向きに軽く広げて瞑想開始。
今回は、警策(きょうさく)無しの、ただ静かな時間が流れる座禅でした。
座禅にも色んなスタイルがあるんですね、初めて知りました。

朝早かったこともあり、聞こえてくる音の中に人工的なモノ(クルマの騒音や機械音など)は一切無く、BGMのように常に聞こえるのはシトシトと降り注ぐ雨音、その中に時折割り込むように小鳥のさえずりが加わります。
最近は街中でも滝のようにザーザーと降り注ぐ雨音を耳にすることが増えてきましたが、昔ながらの梅雨時期の雨音は、シトシトという表現がシックリきます。
駄菓子菓子、この【シトシト】という音は、雑踏や喧噪の中では感じることが難しい音表現でしょう。ある程度の静寂の中で無ければ気付くことが出来ない音、そういった音は、殺伐とした都会からは消えゆくモノなのか・・・それらも「今は昔」となり、10代若者には理解が難しい音の表現になりつつあるのかも知れません。

「シトシト、かぁ。正に今を表現するにはぴったりのオノマトペ。日本人は感性豊かな表現を持っているなぁ」などと心を巡らせながら座禅の時間を過ごしました私は、まだまだ脱力し切れてなかったかもしれません。
わずか数十分の座禅体験ではありましたが、静寂の中に包まれる様々な音と共に体感することが出来、正に身も心もスッキリした気分で終えることが出来ました。
忙しい日々を過ごす我々にとって、折に触れ静寂に包まれた非日常の時間を過ごすのは、リフレッシュするだけで無く、自身の成長の一助にもなると感じました。

朝座禅体験した時はまだ梅雨真っ只中でしたが、7月8日に近畿地方に「どうやら梅雨が明けたらしい」宣言が発表されました。例年より11日早いそうです。
今年も暑い長い夏になりそうな予感!

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