2026年2月21日(土)
歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。今回も最後までお付き合い頂きますよう宜しくお願い致します。
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思うところがあり、当初【風通しの良い会社】について書こうと思いました。
色々と思案してる中で、会社という組織の枠を超えて、もっと広い『社会』という視点で捉え直した方が、本質が見えてくるのではないか。そんな思いに至り、会社も社会のひとつであるという前提で、今回は【風通しの良い社会】について私見を述べます。
私は、社会とは「共通のルールや関心を持って、継続的に関わり合う人々の交流」と考えます。
自分以外の誰かと共に過ごす、そこに既に社会が存在します。
社会をネットワークと訳する人もいますが、ネットワークは構造であり、そこに交流が無ければ、その社会は有名無実。社会は「生きてこそなんぼ」だと思うのです。
風通しが良いとは、言い換えれば代謝が良い、ということ。
停滞は病のもとで、歯科でも、口の中の自浄作用が止まるとトラブルが起きます。社会も同じで、情報や意見が滞ると、そこから「忖度」とか「隠蔽」っていう歯周病みたいな炎症が起きてしまいます。
新しい意見や外部の視点(新鮮な空気)が入ってくることで、組織の健康が保たれます。
ただの連絡網(ネットワーク)があるだけでは風は吹きません。
誰かが窓を開け(発言し)、誰かがそれに応える(反応する)。この双方向の「交流」のスピードと質こそが、風通しの正体ではないでしょうか。
風通しを良くするために窓を開ける・・・
駄菓子菓子!ただ開け放つだけでは外敵を招き、中の秩序を壊しかねません。
故に、健全な風を入れ続けるための『戸締まりの力』や『毅然としたルール』が必要なのです。
先日、某国会議員がこんなことを言ってました;
「正義に基づく力は平和をもたらす。平和維持には力が必要。正義の無い力は暴力。暴力はダメ」
妙に納得しました。
スイスは永世中立国を宣言してますが、強力に武装することにより中立を維持しています。
いわゆる抑止力です。
悲しいかな人間は、時に攻撃的で、放っておけば弱肉強食の論理が働きます。
無益な争いを避けるための『抑止力』、つまり自分たちの正義を貫くための強固な土台があってこそ、初めて安心して対話の窓を開けられます。
【本当の風通しの良さは、守るべきものがあるからこそ生まれる】
ただ窓を開け放つだけでは、大切なものを守り切れないかもしれません。
『覚悟や規律』という名の盾を持ち、正義を守る。その安心感があってこそ、新しい風(異論や反論)を受け入れる度量が生まれるのだと私は考えます。
正義を守るための力が、平和な対話を生みます。歯科医院、歯科医師会、町内会、などなど、組織に関わる身として、その『守るべき一線』を堅持しつつ、同時にどんな小さな意見も通り抜けていくような、しなやかな風通しの良さを追求していきたいところです。
既得権益や忖度に負けない、本物の『交流』がある社会へ・・・
そんな『社会の健康』を、皆さんと共に守っていければ幸いです。