岸本知弘

2025.12.18

第150号「なぜ働くのか」

2025年12月18日(木)
歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。
今回も最後までお付き合い頂きますよう宜しくお願い致します。
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先日、ヴァイオリンとギターによるコンサートに行ってきました。
100人程度のこぢんまりとした会場でしたが、一応マイクとスピーカーが設置されてました。
音響効果も加えられたコンサート音源でしたが、生音の迫力は充分伝わってきました。
その時に感じたこと:
少しの余裕もない人生を送っていると、時に妙竹林な方向に進んでいるかも知れない・・・
今の私に大きな余裕を持つだけの時間と余力は無いですが、少しの余裕を持つことはホントに大事だな、と再確認致しました。

開業以来、2,3泊程度の旅行なら時々行きますが、空路は「空路以外では行けない」北海道や沖縄以外では極力使わないようになりました。
悪天候による欠便の影響は列車より航空の方が圧倒的にダメージが大きいのが最大の理由です。
自営業ですので「休みは自分で決めれるんやろ?」と言われることもありますが、自営業ですので「休めばその分収入が無い」のと直結しますので、極力休みたくないのが本音です。
自身がどれだけ休もうとも、従業員の給与は補償しなければなりませんのでね。
自営業者には有給休暇など関係無く、自身の健康管理こそが最大にして最低限の必須事項です。
前回「ワークライフバランスではなく、ワークがライフ」と書きましたが、今回、その中に【ちょっとした余裕】を入れ込むことが大切だと感じました。

とはいえ、忙殺されがちな師走に限らず、一年を通して毎日の予定表に数個の【プライベート以外の予定】が入る生活を10年以上も続けていると、一日という時間が始まる前に既に予定で埋まっている状態、もはやそれが普通になっており、こんな生活で良いのか?と思ったのも事実。
予定が無い一日は、逆にソワソワして不安になる・・・流石にそんな境地には至っておりません。

日常診療によるストレスの中に「制度が整ってないから」というのもあり、そういったものは歯科医師会の中で解決できるように働きかける。歯科医師会の会務でのストレスの中に「そこに実態が無い」というのもあり、それは日々の診療の中で確認検討できる。
私にとっての「働く」とはそんな感じです。私の日々のストレスはそうやって交互に補填し合ってるので、ストレス自体はそんなに無いと思ってるのですが、これを実行するためには【まぁまぁな時間】が必要になるんですな。

私は、この「草の声」もそうですが、自分の頭の中に有るイメージを文字にすることで、そのイメージを整理したり充足させたりしています。イメージがある程度固まっていれば、文字にするのはそんなに苦ではなく、かなり一気にドバーッと出てきます。
今回のこの「草の声」、書いては消し、の繰り返しで、なかなか文字が進みませんでした。
それは言い換えれば、私の頭の中でまだ明確なイメージが持ててないことを意味します。

「働く」に於いても、その目的が明確であれば、迷い淀みなく我武者羅に働くことが出来ます。
人生の中に明確なイメージを持つことは、延いてはオンとオフの切り替えが明瞭に出来ます。
働くことで人生の意味や意義を実感する時があります。そして、休むことでもまた人生の意味や意義を実感する時もあります。
う〜む・・・まだこのテーマは、私の中でモヤモヤしてますな (笑)

要は、単に働くというだけでは片手落ち、ということなのでしょうかね。

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