岸本知弘

第120号「ネーミング(名前付け)のお話」

2023年6月12日
歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。
今回も最後までお付き合いいただきますよう宜しくお願い致します。
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現地時間の6月5日は日本時間の6月6日だったりしますが、年に一度のお祭りイベント「WWDC」が開催されました。
「何のイベントやねん?」という方の方が多いと思いますので少し説明しますと、WWDCとはAppleが毎年開催している開発者向けイベントで、WWDCはWorldwide Developers Conferenceの略です。ハードウェアやソフトウェア、次期オペレーティングシステム(OS)の概要などが発表されることも多く、開発者のみならず多くのAppleユーザーが注目するイベントです。
で、(注;今回はちょっとネガティヴ話題です)
今回の発表会での目玉製品はApple Vision Proだと思いますが・・・
もうね、色々と思うところがありすぎます。
そもそも、全く新しいジャンルに登場する最初の製品にいきなり【Pro】って名前を付けちゃうあたり、この製品の上位機種はもう登場しないのか?と勘繰ってしまいます。(ひょっとしたらホントにそうなのか!?今後登場する新製品は廉価版!?)
もしくは、最近流行りの【Ultra】【Max】って流れになっちゃうのか?
とするなら上位機種は【Pro Ultra】【Pro Ultra Max】とかになっちゃうの?・・・みたいな。
今までのAppleは、PowerBookはじめiMac、iBook、MacBook、iPod、iPhone、iPad、皆最初はそのジャンルを示すネーミングのみで始まってます。
私はそこに、Appleの美学を感じてきました。
駄菓子菓子!ここにきて、新ジャンル新製品1種類しか無いのにUltraって・・・大丈夫??
Apple信者(在家ですが)を自負するが故に思うところが多々あります。
ネガティブ要素を書き出すと膨大な量になってしまうのでやめますが、駄菓子菓子!
この新ジャンルの登場により、今後のデジタル環境が大きく変わるのは確かです。
今後の歴史を見ていけば自ずと明らかになることですが、Apple社は創業当時にMacintoshでコンピューターを身近なものにし、iMacでパソコンを一般家庭に取り込み、iPhoneで手軽に持ち歩くパソコンを生み出し、AppleWatchで身に付けるパソコンを生み出しました。
他にも、iPad、AirPods、HomePod、これらの製品に活かされている技術も革新的なものが数多あります。
兎にも角にも満を持して世に出た新ジャンルがApple Vision、のはずです。
この新ジャンルの製品で何ができるかは、今の時点でそれを説明できるヒトは皆無に等しいはずですが、おそらくドラゴンボールのスカウターのような物というよりは、パソコン作業時に使うモニタ画面がそのまま目の前の空間と融合するような感じ?なのか?よくわからないですが、キーボードは使わずに音声入力、マウスは使わずに【目の動き】を使うそうです。
画面上に映し出される世界と現実世界の間に動きの誤差は無いそうです。これが凄い。
ここ数年で何社かから発表されているVR技術とは似て非なる世界観、のはずです。
人間の生活様式を大きく変える新ジャンルの登場であることには間違いなさそうです。
Apple社はハードからソフト、チップに至るまで自社生産して製品を作り上げています。こんな企業は他に無いんですよね。ホントに。
未来から今を振り返ってみて、2023年6月5日は【操作画面を平面から空間】に定義した日になると感じてますが、その初っぱなの製品名にProがついていることへの違和感が拭い去れません。

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