岸本知弘

2022.01.14

第103号「けんしん」

2022年1月14日
歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然でございます。
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騒がれて久しく、もう2022年は「コロナ、コロナ」と驚くような年ではないでしょう。
粛々と淡々と受け止め、自身の健康を自身で守り抜く対策を講じて頂ければと思います。
そのために行う口腔ケアは特に有効で、歯や歯ぐきは勿論のこと口腔内全体を清潔に保っておくことは、その先に通じる胃や腸にまで良い影響を及ぼします。
言い換えると、口腔内が不潔であったり炎症所見があると、そこには凄い数の細菌が存在するという訳です。その細菌と戦うために体内の限りある免疫細胞が活躍すれば、いざ他に免疫細胞が必要になったとしても戦うことが出来ません。つまり疾患が発症し進行してしまうのです。
ですので、コロナ云々に関わらず平時から口腔内を清潔に保っておくことは有事の際にもとても有効であることを忘れてはいけません。
歯科医院は歯科疾患を治療する場所ですが、それだけではありません。
歯科疾患にかからないようにする場所、歯科に関して教えてくれる場所、予防する場所、口腔健康管理のために必要な場所、でもあるのです。

私が何故「けんしん」を強く勧めるかと申しますと、多くの歯科疾患が後天性疾患だからです。
虫歯で生えてくる歯は世の中に一本もありません。
歯が生えてすぐ歯周病になるヒトも世の中に一人もおりません。
つまり、むし歯も歯周病も「本気になれば防ぎきれる疾患」なのです。
人生100年時代が到来しています。
天寿を全うするまで自分の歯で美味しく食べ、楽しく笑い合う生活を送っていただきたい!
そういう生活を実現する上で、歯や口腔内を守ることはとても重要で有意義です。
昨年末には「アルツハイマー型認知症の原因の一つに歯周病菌がある」との報告もありました。
若年者の歯周病を守れば、認知症の発症リスクを押さえることが出来ます。
私は、子供たちの口腔ケア・口腔健康管理と関わることで、50年後に起こるかもしれないアルツハイマー病を歯科から防ぎたいと考えます。
この一例からもお分かりのように、歯科疾患はもう、口腔内だけの問題では収まりません。
歯の疾患は全身の疾患に影響を及ぼし、歯の健康は全身の健康に大きく寄与するのです。
駄菓子菓子・・・
「分かっちゃいるけどなかなか実践できない」のが健診の受診です。
ケンシンにも検診と健診があるのですが、昨今の厚労省のリーフレットなどには敢えて区別することなく「けんしん」とひらがな表記になっている、とか。
ちなみに、前者は早期発見が目的となり、二次予防の検査になります。
後者は健康診断の略であり、生活習慣を見直すなどが目的なので、一次予防の検査となります。
私は皆さんに是非とも歯科に関しては【健診】の意識を持って頂きたいと切に思っております。
自分の健康は誰も代わりに守ってくれません。悪い状態に転落していくのはいとも容易いです。
魅惑誘惑が溢れかえる今の世の中で良い状態を維持していくのにはそれなりの工夫が必要です。
一度失った健康を取り戻すのはなかなか難しかったりもします。
むし歯で穴が空いた歯の自然治癒は絶対にありません。人工物を詰める修復作業です。
歯周病で歯を失えば、それを補う義歯もインプラントも全て人工物です。
お金や時間も有限なものなので、是非とも有効にご活用頂ければと思います。

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